スウェイバックの呼吸機能と改善法ついて

目次

こんにちは!ウェルネスラボの小山です!
今回は「スウェイバック姿勢による呼吸機能の影響について」話していきたいと思います。

<スウェイバックの特徴的について>

近年、増加の一途を辿っており、体感的には反り腰の方より増えている印象です。(下記画像の真ん中)
スウェイバック姿勢の特徴として「肋骨の柔軟性が低下」「腹部の筋張力が低下」などが生じやすい事が挙げられております。
呼吸の入りが得られにくく、背中周りに硬さが生じる事に加えて、呼吸の圧が下半身に向かって入ってこない状態と言えます。
スウェイバックの原因についてはこちらの記事でもご紹介しています(^^)
今回は「呼吸」という観点からひも解いていきたいと思います。

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<肋骨の柔軟性が低下する>

スウェイバックの場合、肋骨のなかでも上部肋骨(第1~第7肋骨)にかけて柔軟性が得られにくく、頭頚部や腰痛を始めとした慢性痛のトラブルが生じやすいです。
上部肋骨は首の筋肉や肩甲骨を繋ぐだけでなく、呼吸に関わる横隔膜の神経、全身の循環に関わる動脈やリンパが集約される部分も近接している為、「上部肋骨が硬い=全身性の問題を疑う」といっても過言ではない事が考えられます。
特にスウェイバック姿勢の多くのケースでこの上部肋骨のスペースが非常に狭くなっている方が多いです。
その為、呼吸で入ってくるはずの酸素量が減少するため必然的に呼吸数を増やしたり、全身の血流量を増やそうと身体が交感神経にシフトしやすくなってしまいます。これらの反応が連鎖し身体が硬くなることや呼吸自体が浅くなってしまう方も多いです。

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<腹部の張力が低下する>

スウェイバックの呼吸の特徴としては腹部の圧が入りにくい事が挙げられます。
呼吸の過程で横隔膜から押し下げられた腹腔圧は多裂筋、腹横筋、骨盤底筋の遠心性張力により腹腔内圧が高まりますが、スウェイバックなどのケースにおいてはそれらの張力が得られにくくなる事で呼吸における腹部の固定機能が損なわれてしまいます。
背景としては姿勢的要因に加えて仙腸関節の動きも大きく関与していると考えられます。
仙腸関節についての記事はこちらで紹介しております。
その為、スウェイバックの方に対するインナートレーニングを行って所で賦活される部分の動きや土台が出来ていなくては何の意味もなさないエクササイズとなってしまいます。
下記の画像は理想とされる「吸気時の腹腔圧の加わり方」となります。
吸気の条件が整っていれば呼気は弾性収縮力で戻る為、まずは吸気での条件を満たす事を先行していきましょう。

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<セルフケア&エクササイズについて>

今回は上部肋骨に対するケアと背骨の体操、ドローインエクササイズについて紹介していきます。

・上部肋骨のケア(鎖骨)

・肋骨ケア(肋間神経)

・背骨体操

・ドローインエクササイズについて

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