目次
今回は「スウェイバック姿勢」から考えられる姿勢の特徴をひも解いていきたいと思います。
<スウェイバック姿勢とは?>
簡潔に言うと、肋骨に対して骨盤が前に来ている状態です。
肋骨よりも骨盤が前に移動してしまう事で、腰椎の前彎が減少しカーブが伴いにくくなります。
加えて、スウェイバックの場合には胸椎の後弯が増強し猫背を併発するケースが多いです。
<どうしてスウェイバック姿勢になるのか>
一番の要素は「重心位置が低く」なる事と「デスクワークやスマホの長時間操作」が考えられます。
・重心位置が低くなる
厳密に言うと内臓位置が低くなってしまう事が考えられます。内臓の位置が下がってしまう原因には様々な要素が考えられますが、多い要素としては便秘等の消化不良に加えて、座り姿勢における坐骨での支持が行えていない、「いわゆる仙骨座り」の方です。
仙骨座りの場合には仙骨のうなづき運動が殆どでないので、呼吸で入ってきた空気圧が骨盤底にまで入らず、下腹部へと流れてしまいます。
これがいわゆる「下腹ポッコリ」の状態となるのです。
ポッコリお腹が悪化するとO脚や膝痛、外反母趾などを引き起こします。
・デスクワークやスマホの長時間操作
頭部が極端に下を向いた姿勢が長時間続く事により、首のカーブが減少して「ストレートネック」が生じてきます。この場合、首周りの緊張が高くなることで気道が狭くなることや首の前側を通過する横隔膜の神経が狭くなり、十分な呼吸が行えずに浅くなります。
この状態が中長期的に続く事で努力的に呼吸を行う僧帽筋や胸鎖乳突筋の働きが著しく増加し猫背姿勢を誘発します。
・産後で一番出やすい姿勢でもある
「スウェイバック」は産後腰痛でも一番多い姿勢です。
子供を抱っこするときに腕の力だけでなく骨盤で支える動作を行う姿勢が骨盤を前方へと流れる為、腰椎の前彎が減少します。
さらに肋骨を後傾させることで子供の表情を見たりもするので、スウェイバックの姿勢を助長させてしまうのです。
<何から始めるべきか>
まずは、柱となる背骨の柔軟から始めるのが良いでしょう
さらに肋骨の後傾位を修正する為の肋骨周囲のケアと併せて行う事で、背骨運動の効果をさらに高めていきます。
上から順番に行うのがオススメです!是非試してみて下さいね!
次回はスウェイバックに似る、フラットバックについて紹介していきます(^^)
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