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今回は「フラットバック姿勢」から考えられる姿勢の特徴をひも解いていきたいと思います。
<フラットバック姿勢とは?>
名前の通り、脊柱のカーブ(彎曲)が減少しフラット(平坦)な状態を指しています。
背骨の彎曲が減少する事により重力とそれらを跳ね返す反力がダイレクトに椎体へと合わさる為、背骨へは大きなストレスとなります。
当然の事ながら、肋骨に対して、骨盤が前に移動する為、腰椎の前彎が減少しカーブが伴いにくくなります。
<スウェイバックとはどう違うのか?>
大きな違いとしては猫背があるか否かです。スウェイバックと違いフラットバックの場合にはストレートネックの状態が目立ち、肋骨全体が引き下げられ薄い形状となっている事が多いです。
猫背が伴う場合には頸部~背中の筋群の緊張が顕著となり易く頭頚部が前方へと過度に吐出した状態となります。
<なぜフラットバック姿勢になるのか>
一番の要素は「呼吸に深さが出てこない」事と「背骨自体の柔軟性が低下する」事が考えられます。
・呼吸に深さが出てこない
言葉の通りであり、横隔膜の動きを存分に活用できる状態ではない(原因は様々)為、肋骨・内臓の動きや腹腔の圧刺激が入らない事で呼吸自体が浅くなり全身の緊張を高めてしまいます。この動きが中長期的に続いてしまう事により、姿勢などの構造的な変化にも影響を及ぼしてしまうのです。
・背骨の柔軟性が低下する
前述した呼吸の深さに比例して背骨の柔軟性が低下します。加えて、内臓機能に問題が生じるケースや浮腫みなどの体液循環系の問題が生じるケースにおいても背骨の動きが伴いにくくなり、全身的に緊張が強くなるケースが多いです。
・デスクワークやスマホの長時間操作
頭部が極端に下を向いた姿勢が長時間続く事により、首のカーブが減少して「ストレートネック」が生じてきます。この場合、首周りの緊張が高くなることで気道が狭くなることや首の前側を通過する横隔膜の神経が狭くなり、十分な呼吸が行えずに浅くなります。首の緊張から徐々に全身へと派生し、フラットバックが生じる事もあります。
<何から始めるべきか>
まずは、柱となる背骨全体の柔軟から始めるのが良いでしょう
平行して呼吸の深さを引き出すケア・トレーニングを実施してから。股関節・肩関節などの分節的な運動と組み合わせて行うようにしていきましょう。
上から順番にケア、エクササイズを行うのがオススメになります(^^)
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