呼吸についての「誤解」とは?

目次

こんにちは!Wellnness Laboの小山です!

今回は呼吸についての考えをお伝えしていきます

皆さんは良く、「たくさん息を吸って、しっかりと吐く」深呼吸をする事が何よりも健康への近道であると認識されていると思います

確かに私も臨床現場ではそのような指導方法は数多く行ってきました

しかし、必ずしも皆さんが該当するとは限りません
特に酸素を多く取り入れる事や、息を沢山吸い込んでというのは血中酸素の供給との相関性は無いという研究報告があるほどです

そもそも呼吸をする事で変わる事って何でしょうか??

①酸素の供給
②二酸化炭素の排出
③PHバランス(酸性、アルカリ性)の調整

などが挙げられます

特に大切となるのは③のPHバランスの調整となります

酸素<二酸化炭素の場合には体内は酸性
酸素>二酸化炭素の場合には体内はアルカリ性

特に酸素を多く取り込み過ぎている場合にはボーア効果(ヘモグロビンから酸素を引き離す能力)が引き起こせません

その為、エネルギー消費にて二酸化炭素を産生しボーア効果を引き起こすことがPHを中和させるには非常に重要となります

ただ、呼吸指導をするのではなく全身評価をする上では自分の身体が、酸性、アルカリ性のどちらに偏りがあるかなども知っているだけで呼吸に必要な事が何かが分かりますね!

簡易的な呼吸量のチェック方法

①普段通りに呼吸する
②息を吐き、鼻をつまむ
③鼻をつまんだまま、次に「明確に息を吸いたい」と感じるまでの時間を測る

この時間が20秒未満の場合には呼吸量が多すぎであり、喘息や易疲労などの症状が既に始まっている恐れがあります

是非チェックしてみる事をお勧めします(^^)

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